「呉服屋」とは呉服の商いを「生業(なりわい)」とするものです。「生業」とは読んで字のごとく生きる為の業(仕事)。呉服の商いが出来なければ生きていけない。生きていく為に毎日、真剣に呉服業に励んでいます。今の時代、呉服屋であることは大変です。大変だから考えざるを得ない。考えると自分なりに見えてくるものがあります。過去が、現在が、未来が。たとえ視野が狭くとも、視点が甘くとも、視力が弱くとも、自分の眼でものを見ることは大切です。呉服屋であるから見えたもの、呉服屋であり続けたいから考えたことを書き留めました。


 今、日本の社会は、まさに内憂外患です。しかし歴史は遅々としながらも、着実に進歩の階梯を歩むのです。その原動力は、私たちの日々の生き方から生まれるのです。


 家業の呉服屋になって以来、商売について考え続けてきましたが、これまで考えたことを「商道(あきないみち)」として書き留めてみました。

身辺雑記。四季折々に気づいたこと、感じたことを取りとめもなく書き綴りました。
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2009年1月、93歳で亡くなった母の想い出を綴りました。母の一生は、「丸太や」の歴史でもありました。
ひとすじの道

 平成十五年、呉服屋になって三十年を迎えました。誰の人生も平坦ではないように呉服屋人生も山あり谷あり、気がつくと三十年が経っていました。十年一昔、三十年ならば三昔。三十年を節目に越し方、行く末に思いを馳せました。
呉服屋三十年 恩人 織匠 道長 振袖
出会い 再会 赤札 コンサート
藍染 染織作家 挽粉染 なんもの
利は元に有り 古渡 呉服屋修行 みさやま紬
夢の続き 民族衣装展 心新たに    

 呉服屋になって40年近くになりますが、「きもの」について感じたこと、考えたこと、調べたことを書き綴ります。題して、「呉服屋、きものの薀蓄を語る」。

 2010年4月、第30回目の「まるたやフレンドリーコンサート」を迎えるに当たって、考えたことを書き綴りました。

 平成23年7月から、神戸元町商店街が発行する「こうべ元町新聞」に連載を始めました。商売を歴史的に考察する試みです。

 「丸太や」では年間を通じて様々な催事を開催しています。本業である呉服の展示会、染織作家の個展、その他、縁故のある工芸家の展覧会、発表会、などなど。その催事紹介の履歴です。
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