新機軸
 呉服屋を長く続けてきて痛感することは惰性に陥ると商売は駄目になるということです。絶えず新しい商品を見つけ出し創り出し、新たな販売方法に取り組まなければならない。新機軸を打ち出さなければならないのです。息子夫婦の挑戦を末頼もしく思う今日この頃です。


往年の名画
 往年の名画のDVDがワンコインで購入できるようになって、伝説のスターの名演をいつでもを居ながらにして見られるようになるなんて、まるで夢のようです。安価であるのは五十年以上経過して著作権が消滅しているからですが、長い間見続けられたのは傑作であればこそ。どの作品も見終わった後の感動の余韻が素晴らしいのです。


散歩
 最近、散歩を始めました。以前から体重の増加が多少気になっていたのですが、写真に映し出された腹の出具合に危機感を抱き忽然、休日に散歩することに決めたのです。散歩を始めて如何に神戸が海と山に抱かれた自然豊かな街であるかに感動します。散歩の「散」は気を散じるの「散」だそうで今風に言うとストレス解消。海の青、山の緑を眺めながら散歩するとストレス解消を実感します。


書き入れどき
 テレビを見ない我が家では最新のニュースをインターネットで知ることが多いのですが数日前のヤフーのニュースにサメ騒動で湘南海岸の海水浴客が激減して業者が「書き入れどきなのに」と嘆いているという話が出ていて、私は「かきいれどき」が本当に「書き入れどき」なのかと疑ってヤフーの辞書検索で「かきいれどき」を調べたら本当に「書き入れどき」でした。何となく私は「かきいれどき」はイメージとして「掻き入れどき」のように思い込んでいたのです。ヤフーの辞書検索によると、売れて売れて次から次に売上帳に書き入れるときだ、というのが語源だそうです。成程、納得。呉服屋の商売で売れて売れてという「書き入れどき」を経験したことが無い私には実感がまるで無くて、でもちょっとカシコクなれた気になりました。