お互い様
 木枯らしと書くぐらいですから木枯らしが吹くと強い風にあおられて枯葉が店の前に吹き寄せられる。ところが掃いても掃いても風が吹くたびに店の前に枯葉が吹き寄せられる。虚しい気持ちなって挫けそうになりますが、店の前の枯葉を掃かないでいたら、よその店の前に飛んでいくだろうと思うと、情けは人のためならず。木枯らしが吹くと、あの店この店で箒を持ち出して掃除が始まる。お互い様なのです。


こなし
 「レコードが復活」という新聞記事を読んで何を今更という気もしますが、レコード党の私にするとやはり嬉しい話です。レコードがコンパクトディスクに取って代わられたのは唯にコンパクトディスクがレコードより簡単便利というだけですから、コンパクトディスクがより簡単便利なアイポッドやネット配信に取って代わられるのも当然です。
 最近「キモノの復活」が顕著ですが、どこか「レコードの復活」と似ている。どちらも他に代えがたい味わいがあるのです。モノそのものの魅力もさることながら、どちらも「使いこなす」楽しみがある。「着こなし方」「聴こなし方」によってドンドン味わいが増すのです。お客様がよりキモノ生活を楽しんでいただけるよう「丸太や」はこれまで以上に「キモノの着こなし方」を提案させていただきます。


自然の風景
 去年の春から休日散歩を始め、まる一年がたちました。道すがら四季折々の自然の風景を楽しみましたが、勿論、春の桜、秋の紅葉は艶麗華麗を極めますが、すべての葉を落としてなお凛として冬空にそびえ立つ木々に心惹かれました。思わず自分の人生を重ね合わせて感慨深いのです。


六甲山
 今年の夏はナカナカの暑さで休日の散歩に山歩きもさすがに気分が乗らなくて、一層のこと六甲山だったら涼しいのではと車で山頂まで出かけました。六甲高山植物園で花を見てレストハウスのテラスでランチを食べていると、まるで避暑地の休暇でした。六甲オルゴールミュージアムも楽しかった。市内から車でわずか数十分で別天地に行けるなんてナント神戸は素晴らしい街なのでしょう。