青年志士
 江戸幕末から明治維新にいたる歴史は血沸き肉踊る感があります。武士が支配する封建社会から市民が統治する近代社会への空前絶後の大変革を成し遂げた原動力が若き青年志士たちの活躍であったことに感動します。いつの時代にあっても壁を突き破る活力は青年の中にこそあるのです。


ポスター総選挙
 元町商店街に店舗を構える商人としては商店街の浮沈は死活問題なのですが、最近「文の里商店街ポスター総選挙」なるものをインターネットで見て感動しました。かつて私の知る最高の商店街活性化事業です。今もなお全国の商店街には、無くてはならない、消えてしまっては困る商店が沢山あるのです。「丸太や」もがんばらなくては、と元気を頂きました。


春の訪れ
 数年前から朝早く起きて本を読んでいます。冬至の頃は七時を過ぎても真っ暗だったのが二月も終わりに近づくと六時頃には明るくなりかけています。気温はまだまだ真冬ですが陽差しに春は着実に訪れているのです。


西鶴
 井原西鶴の「日本永代蔵」を読んで圧倒されました。当時、成功して財を成した商人、失敗して破産した商人をルポタージュ風に描いた作品ですが、商人たちの実例を紹介しながら、西鶴が、成功、失敗の理由を分析する、その的確であることに驚嘆します。私自身、商売人として、これまでのところ一応、及第点はもらえそうだと思っていたのですが、西鶴の厳しい評価を目の当たりにすると、優、良なんてとんでもない、可も覚束ないと猛省させられました。