藤井絞4代目 藤井浩一さん |
神戸の空にツバメがやってきました。少しずつ夏の気配が近付いているのを感じる今日この頃です。単衣の着物が心地よい季節です。そして夏の着物を着る時期もすぐ訪れるでしょう。
この度丸太やでは【藤井絞展】を開催いたします。京鹿の子絞りの伝統を守り続ける、藤井絞の木綿着物と浴衣、薄羽織地をご紹介いたします。これからの季節にぜひお召し頂きたい着物・浴衣です。
藤井絞は、高級呉服の代名詞ともいえる京鹿の子絞のメーカーでありながら、気軽にお召し頂けるカジュアル着物にも注力しています。この方針を進められたのは、藤井絞の四代目・藤井浩一さんです。藤井浩一さんは、着物を特別なときだけでなく、もっと日常的にお召し頂きたいという思いで、浴衣や木綿の着物の開発を進めてこられました。作った着物をご自身で実際に着ることで、より着心地が良く、扱いやすいものに進化させてこられたのです。着物を楽しみたい方々の気持ちを、まさに身をもって研究した成果が、藤井絞の着物たちに活かされています。
この度の藤井絞展では、藤井絞の夏の人気商品である綿麻浴衣や、軽やかさが魅力の紋紗羽織コート地、そして昨年新たに発表されたばかりの新しい木綿着物【はごろ木綿】をご紹介します。はごろ木綿はその名の通り"羽衣のようにやわらかな綿着物"。木綿とは思えないしなやかさで光沢感もあり、着心地の良さ・お手入れのしやすさが好評です。
どれも手仕事ならではの味わいがある逸品揃いです。ぜひご高覧ください。 |