![]() ![]() そもそも文明とはナンゾヤという大問題がありますが、それはさておき学生時代、世界史で教えられた世界四大文明は黄河文明、インダス文明、メソポタミア文明、エジプト文明でした。 |
![]() |
---|
![]() 大河は食物栽培に不可欠な水を供給するだけではなく、その氾濫によって土地に養分をもたらします。しかし河川の氾濫は折角の収穫を台無しにするので、食物栽培に有益であるように河川を管理することが重要になります。食物栽培の水利として河川を活用するためには堤防、灌漑設備の設置などの治水工事が必要で、大規模工事であるがゆえに、その実行には巨大な権力の強制がなければ不可能です。その結果、河川の管理が強大な支配権力を生み、巨大な独裁専制国家が誕生したのです。 紀元前、アジア、アフリカに誕生した文明がすべて独裁専制国家であったのに比較して、ヨーロッパに誕生したギリシャ文明が民主制であり、ローマ文明が共和制であったことは顕著な相違です。ギリシャ文明もローマ文明も大河の流域に位置していなかったこと、治水が文明の死活問題にならなかったことが理由ではないかと思われるのです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
---|