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 10月20日(木)より25日(火)まで
神戸・元町 丸太や
 夏が過ぎ、朝晩の涼しさに秋の訪れを感じるようになりました。秋は美しいものに溢れる季節です。芸術の秋ともよく言われます。弊店でもこの度、瑞々しい作品をご覧いただける催しを開催いたします。友禅染作家・成河泰子さんの初個展です。
 成河泰子さんは染織作家として独立を目指し、現在「染・四君子の会」の作家、川辺満・三浦恭示・木戸源生の各氏に師事している期待の若手女流作家です。大学で染織を学んだ後、一時は食品関係の一般企業に就職したものの、染織の道へ進みたいとの思いから京都でさらに研鑽を積んでこられました。「染織を専門に勉強しても、その道に進めるのはほんの一握り」という厳しい世界において、早くから高い技術と繊細な感性を発揮されています。今回、初めての個展を弊店で開催させていただけることになり、弊店も光栄です。
 成河泰子さんの作品は、どれもフレッシュな感性が溢れていて、見ているだけで心が爽やかになるような気がします。染模様は丁寧な手仕事で高い技術力を感じますが、技術だけに溺れることなく、実際の着姿を自然にイメージできるバランスの良さも魅力です。お手持ちの着物や帯とのコーディネートもお楽しみいだけることでしょう。
 友禅染の伝統を未来に繋いでいくためには、成河泰子さんのような新しい染織家の活躍が欠かせません。そのためには、お客様の応援が何よりの活力です。ぜひフレッシュな作品をお手に取ってご覧ください。

なりかわ  や す こ
成河 泰子

1990年生まれ。愛知県西尾市出身。
愛知教育大学教育学部現代学芸課程造形文化コース染織専攻卒業。
2019年より2年間、京都の伝統工芸専門学校にて京手描友禅を学ぶ。
現在、糸目糊置工程の仕事を受けながら個人作品を制作している。
2021年 第44回日本染織作家展入選
2022年 第45回日本染織作家展入選


成河泰子さんが染める友禅の模様は、古典的なデザインでもどこか爽やかで透明感のある色使いが魅力です。

お仕事の様子を見学させていただきました。細かな模様を丁寧に作業されていました。のびのびとスピード感のある手さばきだったのが印象的でした。
 友禅染作家・成河泰子さんに友禅染の実演をしていただきます。成河さんの丁寧なお仕事の様子を間近でご覧ください。
と き 10月22日(土)・23日(日) 各日13:50集合
ところ 神戸・元町 丸太や2階
参加費 500円(お茶・お菓子付)
ドレスコード お着物お洋服どちらでもOK
定 員 各日5名
〆 切 10月20日(木)
丸太やまでお申し込みください。 078-331-1031
訪 問 着「藤」

第45回 日本染色作家展
入選作品
 満開の藤が描かれた大作です。中央に生地の白を残し、肩と裾は爽やかな色使いで染め分けています。溌溂とした若々しさがありつつ、既に友禅染作家として類稀な技と感性が存分に発揮されています。

     名古屋帯「松」

     名古屋帯「桜楓」

    付下げ小紋「菊」(共八掛付)

  名古屋帯「梅花黄蓮」
第44回 日本染色作家展
入選作品

     名古屋帯「唐草」

   付下げ小紋「唐花」(共八掛付)


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