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11月25日(木)より30日(火)まで
神戸・元町 丸太や
 だんだんと冬の気候に近づいてきた今日この頃です。長い残暑が終わったと思ったら急に冬がやってきたような気がします。ひんやり肌寒い季節は、紬の着物のような、ほっこりとした風合いが恋しくなりますね。
 紬は日常に着る着物として作られてきたものです。日常に着る着物で一番大切なのは着心地。何度も袖を通したくなるような、心地よい風合いを求めて、織物の産地では日々探求されています。その中でこの度弊店では、信州の【三才山紬(みさやまつむぎ)】と、能登の【士乎路紬(しおじつむぎ)】を特集いたします。
 紬の産地は様々ありますが、三才山紬も士乎路紬も大きな産地でたくさん作っているものではなく、目にする機会は多くない着物かもしれません。どちらの着物にも共通するのは、心地よい風合いと美しい着姿を求めて、糸にも色にも織にもこだわり、一反一反じっくり丁寧に作られているということです。唯一無二の風合いをぜひお手に取ってお確かめください。ご来店を心よりお待ちいたしております。


三才山紬―みさやまつむぎ―


 信州松本で織られている紬織物です。
草木染にこだわり、胡桃や漆など身近で得られる山野草を染料に、繊細で味わい深い色合いを表現しています。経糸に生糸、横糸に紬糸を織り込んだ、ふっくらした風合いと滑らかな肌触りが特色です。


士乎路紬―しおじつむぎ―


 昭和50年に能登で生まれた紬織物です。
高分子工学専門家の水島繁三郎氏が「日本で最も着心地の良い織物を作りたい」との思いで生み出したもので、手引き真綿糸を用いるなど素材にも織にもこだわりぬいた着心地重視の着物です。


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