![]() ![]() 世界中に残された神話は、なぜか奇妙に共通していたりします。多分、人間の本質は世界中いずこにあっても、さして変わらないからでしょう。 |
![]() |
---|
![]() 「古事記」は日本の天地開闢(てんちかいびゃく)から始まります。「国産み」、どのように日本国が誕生したかという神話です。神々の最後に「伊邪那岐神(イザナギノカミ)」「伊邪那美神(イザナミノカミ)」が誕生し、天上の「高天原(タカマガハラ)」から地上に「オノゴロ島」を生み出します。「オノゴロ島」に降り立った伊邪那岐神(イザナギノカミ)伊邪那美神(イザナミノカミ)は「天御柱(アメノミハシラ)」を建て、島々や神々を生み出すのです。 伊邪那岐神(イザナギノカミ)伊邪那美神(イザナミノカミ)は最後に火の神を生み、その火で伊邪那美神(イザナミノカミ)は亡くなってしまいます。嘆き悲しんだ伊邪那岐神(イザナギノカミ)は伊邪那美神(イザナミノカミ)を探し求めて死者の世界である黄泉(ヨミ)の国に行くのですが、変わり果てた伊邪那美神(イザナミノカミ)を見て地上に逃げ帰るのです。妻を亡くした神が死者の国を訪れる話はギリシャ神話のオルフェウスの物語に酷似していて、神話の普遍性に思い至るのです。 |
![]() |
![]() |
![]() |
---|