![]() ![]() 「B−1グンプリ」が「全国B級グルメ大会」というタイトルだったら、こんなにブレークしていたでしょうか。ネーミングは死活問題なのです。 |
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![]() にもかかわらず同じように人間に付けられる名前が、なぜ時代とともに変化するのでしょう。それはそれぞれの時代によって考え方が変化するからです。大化の改新以前の日本人が「稲」とか「鹿」とか「馬」という字を人名につけたのは、その当時の人たちにとって「稲」「鹿」「馬」が大切だったからです。と同じように、平安貴族にとって「長」「平」「道」「良」「友」が、源平にとって「盛」「朝」「義」が、その後の武士にとって「時」「家」「吉」が重要であったからです。 さらに明治、大正、昭和、平成を経て、私たちの名前の付け方は過去と大きく違っています。なぜなら過去から現在に至るまで、社会は、世界は大きく変化したからです。歴史の歩みの中で名前の付け方は変化し続けたのです。しかし、名前を付けることにおいて、今も昔も変わらないものがあります。それは名付ける人、名付け親は、名付けるものが人間であれ、動物であれ、器物であれ、土地であれ、建物であれ、それが何であろうと、名付ける対象が幸多かれと祈るような気持ちで名付けるのです。その気持ちは、今も昔も変わらない。不変なのです。 |
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