絵絞庵

 戦国乱世は日本人に個の自覚を生みました。個の自覚は日本人に絵模様を染め出すことへの希求をが生みました。辻が花染めで描かれた絵模様こそ日本人が最初に生み出した個性の発現なのです。

 「絵絞庵(えしぼりあん)」は、福村廣利、福村健、父子の工房で、京都・洛北、比叡山を望む場所に在ります。豊かな自然と水脈に恵まれた地で、辻が花の技法をいかした絞り染めの着物や帯を創作されています。
福村廣利 (日本工芸会正会員)
1943年 京都市生まれ
1963年 故・小倉建亮氏(日本工芸会正会員)に師事
1973年 独立
1980年 京都府工芸美術展大賞受賞(府買上)
1995年 日本工芸会正会員
2000年 日本伝統工芸近畿展  滋賀県教育委員会賞
2001年 ドイツマンハイムにて「日本の絞り」展出品
2004年 アートボックス社『現代日本の衣匠』掲載
2005年 日本伝統工芸近畿展  松下幸之助記念賞
セイコきもの文化財団「絞りのきもの」展出品
  日本キモノ新人展入賞
京都技術コンクール展入賞
日本伝統工芸近畿展
日本伝統工芸染織展
日本伝統工芸展     等入選多数
福村 健
1980年 京都市生まれ
2002年 同志社大学商学部卒
在学中より父・福村廣利に師事
2005年 日本伝統工芸近畿展 日本工芸会新人奨励賞
ロンドン・Central Saint Martin美術学校テキスタイル科卒業制作展に技術協力 photo 服飾ブランド「matohu」との協業(東京コレクション)
2007年 日本伝統工芸染織展 入選
2009年 UNPLUGGED by Japanese Decorative Gigs '09を企画・開催


2012年 1月 辻が花工房 絵絞庵
          福村 廣利 福村 健 父子展