『 セロ弾きのゴーシュ 』 宮沢賢治/角川文庫/角川書店 |
セロ弾きのヒサオは学生オーケストラで「鉢植えの盆栽(凡才)は1日25時間練習しないと駄目」と叱られて半べそをかいていました。「僕はゴーシュだ」と思いましたがゴーシュのように最後は上手くなるとは思えませんでした。でも、あのとき『セロ弾きのゴーシュ』を読んで良かった。 |
『 ライオンと魔女 』 C.S.ルイス/瀬田貞二訳/岩波書店 |
お手伝いをした子供ミュージカルの原作。原作を読むきっかけを与えてもらえて幸せです。胸がワクワク、心臓がドキドキする波乱万丈の冒険物語ですが、そこには深い意味が秘められています。秘密をとく鍵は『聖書』の中にあるそうです。 |
『 ふしぎの国のアリス 』 ルイス・キャロル/生野幸吉訳/福音館書店 |
「金色のひるさがり」という冒頭の一節が大好きです。その言葉に引き込まれるようにアリスの世界に入っていく。そこは別世界、ファンタジーだけが描きうる別世界。世界中にアリス愛好家がおられるのもむべなるかな。 |