| いっとき、丸谷才一にハマッテいました。該博な知識に裏付けられたユーモアとセンスにあふれた子気味の良い文章。ほとんど快感でした。食通でもなんでもないのに文章をたっぷり味合わせてもらって食べた気になりました。 |
| 正直、武満徹の音楽が私の心に響いたことはありません。それは私の感度が鈍いからでしょう。しかし、その文章からは確かに音楽が聞こえてきました。言葉の尽きるところに音楽は鳴ることを誰よりも良くご存知だったのでしょう。 |
| 続、続々、又、又々、と、とぼけた冠がついて続刊が出続けた『パイプのけむり』。團伊玖磨さんの書斎にお邪魔して尽きることのない楽しいお話を聞かせていただいているような気分になります。「ぞうさん」「やぎさんの手紙」「花の街」の作曲家の面目躍如。 |
| 吉田秀和の著作を愛読していたのは高校生の頃、クラシック音楽を聞き始め、のめりこんでいった頃です。どう鑑賞し、どう理解したらよいのかを知りたかったのです。しかし、大学生になってオーケストラに入り、チェロを弾くようになって、音楽評論の類をほとんど読まなくなりました。音楽が語るものは音楽でしか語れないからです。 |
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