もし日本という国が良い国だとしたら、その理由のひとつは「和洋中なんでもあり」。例えば、朝はお味噌汁、味付け海苔にほうれん草のおひたしとご飯。昼は近所の中華料理店でチャーハンにスープ。夜はちょっと気取ってイタリア料理、ピザにパスタにワイン。こういう食パターンは100人の日本人のうち100人が年中いたるところで繰り返しています。もし和食しかなかったら、フランス料理だけだったら、それがどんなに高価で美味であろうと、考えただけでまさに味気ないですよね。
 だったらファッションも、ジーンズにTシャツ、ブランドで上から下まできめる、でもときには「きもの」、というのも日本人に生まれた幸せではないでしょうか。
 そんなこと言ったって「きもの、大変」というのももっともです。すこし工夫がいります。「きもの」を着たくなって、でも「着るのが大変」で困ったときは「きもの相談室」を開けてください。お役に立てると思います。



 「きもの」を着たい、と思われて、まず最初の難問は、「自分ひとりで着られない」。「丸太や」は「きもの」を自分ひとりで着たい方を応援しようと、「きもの着方教室」を開講しています。といっても、いわゆる「きもの着付け教室」ではなくて、お母さまが娘さんに「きもの」の着方をお教えするような、そんな雰囲気です。講師は家内です。いざという時は、「きもの」の着付けのお手伝いをしています。お気軽にご相談ください。




 いつ、どこで、どんな風に「きもの」を着たら良いのか。つまり、「きものTPO」。着物の選び方、帯の合わせ方。帯締めは、帯揚げは、草履は、と疑問がいっぱい。そんな時は是非ご覧ください。基本編は「きものコトバ ハ・テ・ナ」、応用編は「季節に応じた取り合わせ」、提案編は「丸太や好み」、実践編は「丸太や きものスタイル」。きっとご参考になるでしょう。

 「きもの」は私達日本人の祖先が日本列島に定住して以来、長い歳月をかけて作り上げてきた民族衣装です。衣服を制作する技術の発明改良、生活上の創意工夫、渡来文化の影響などによって少しずつ形を変えながら、現在の「きもの」が生まれました。
 「きものコトバ」をたどると、それが名付けられたときの生活様式や時代背景が見えてきます。時代が違うと同じ日本という国であり、日本人という国民でありながら、異なった美意識や価値観をもっていたことに思い当たります。それは忘れかけていた私達日本人の心のふるさとかもしれません。

 「きもの」に限らずファッションにT・P・Oは大切です。四季折々の自然が美しい日本、「きもの」も季節に応じてお召しください。今は何を着たら良いのか分からなくなったらご参考に。

 きものの着姿は、着物、帯、襦袢、帯締め、帯揚げ、衿、草履、などの組み合わせから出来上がります。素敵な着姿は、きもののコーディネートによって生まれるのです。どのような素材、技法、色柄で創られたきものを、選び、組み合わせるのか、そのコーディネートの感性こそ、きもののお洒落に欠かせません。
 神戸で創業100年を越える「丸太や」には、「丸太や」ならではの感性があります。海と山との風光に恵まれ、明治の開港以来、欧米文化を摂り込んできた、神戸という街の歴史と風土こそ、「丸太や」の感性を産み育ててきた土壌であり、母胎であります。神戸の呉服屋、「丸太や」ならではの、「丸太や好み」のきものコーディネートをご覧ください。

 キモノは表現です。感性の、感情の。素材への、色彩への、意匠への好み。晴れやかな、楽しげな、物憂げな気持ち。着る人の好みが、気持ちが、キモノに表れる。それは、もう一人の誰かへのメッセージでもあります。キモノに込められた思いが、もう一人の誰かに伝わって、二人の間にコミュニケーションが生まれる。キモノを通して、心と心が通いあうのです。キモノがコミュニケーションのコトバになる、そんな素敵な「きものスタイル」。「丸太や」に集う方々の素敵な「きものスタイル」をスライドショーでご覧ください。



 意外と難しいのが、着物や帯、襦袢、コート、羽織、のたたみ方です。「きもの」は平面裁断なので、上手にたたむと綺麗に収納できます。下手にたたむとタタミジワという性質の悪いシワが出来てしまいます。要注意。要は簡単なので遠慮なくお尋ねください。  「きもの」は基本的には正絹ですので、シミや汚れが付くと手入れは簡単ではありません。「丸太や」には高度な技術を持った専属の洗張屋がありますのでご安心ください。
 「きもの」は親子三代と言われますが、実際、お母さん、お婆ちゃんの着物を大切に着続けることが出来ます。そのためには悉皆屋が着用可能なように補修してくださいます。どのような補修が必要かは豊富な経験に基づいて助言させていただきます。

 その昔は、お母さんとか、お祖母ちゃんが教えてくれた「きもの」を着るためのちょっとしたアドバイス。他人に聞くのも恥ずかしいし、というとき開いてください。答えが書いていないときは「丸太やへの問い合わせ」へ、どうぞお気軽に。