飛白写真 飛白
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  『絣(かすり)』  

  
 「かすり」はかすれるように柄が浮かぶことから名づけられたと思われます。 沖縄の八重山上布を染める時、 糸に染料を付けることを「カシィリィ」 と呼ぶことからから日本語の「かすり」 に転化したという説もあります。 江戸末期、久留米の井上伝という女性が古い布地が所々白くはげていることに気付き、 部分部分を白く染め残した糸で織ることを思いつき、 それまで無地か縞しか織れなかったのを白く飛び模様が浮かぶ久留米絣を創案しました。 井上伝はそれを「加寿利」と名づけ久留米絣の基礎を築きました。
 「かすり」は普通「絣」という字を当てますが白と紺に染められた 「糸」が「并(ならぶ)」という意義のようです。 紺地に「白」い柄が「飛」ぶという印象から「飛白」 と書いて「かすり」と読むこともあります。 因みに「飛白(ひはく)」は中国の後漢の蔡邑(さいよう) の始めた書体で墨がかすれるように書く書体だそうです。

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