綴織
服部 秀司(はっとり ひでし)

 模様を表現する織物の中でも最も歴史が古いと言われているのが【綴織】です。柄の部分だけ糸を織り込み、時には手の爪を使って緻密な模様を織り出していく綴の技法は、手間はかかりますが自由自在な表現が可能です。服部秀司さんの生み出す爪掻本綴帯は、綴織の特色を活かしつつ、現代に合う新鮮な美しさを纏っています。

服部秀司 プローフィール
昭和33年生まれ
昭和37年 服部機業店(現在 服部織物株式会社 創業天明八年 1788年)より、父、服部實独立 以後、「帯の服部」の制作信念のもとに、全国呉服小売店、百貨店などで、お客様の要望に合わせた誂えでの爪織つづれの「帯、袱紗、装飾品」の制作に努め、一方、綴の概念を超えた、独創的な作品を個展の形で発表して現在にいたる。
現在、服部綴工房主宰
同志社大学卒
河合玲デザイン研究所テキスタイルコース終了
その後服部綴工房に入り、爪掻綴織物制作に携わる。

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