西陣織
山口 和市郎(やまぐち わいちろう)

 帯の良し悪しは、手に持ったときの感触で分かるような気がします。手に馴染む心地よい感触の帯は、結ぶと身体にぴたりと寄り添ってくれます。山口和市郎さんが作る西陣織の帯は、デザインの新鮮さはもちろん、ずっと使い続けたくなる質感の心地良さも魅力です。

山口和市郎さんよりメッセージ
明治30年山口佐吉がヤマサ商店を創業して以来百年余りを経ており、昭和31年に現社名「ヤマキ織物」を設立し現在に至っています。製織している袋帯はフォーマルなものを中心に若向きから中年まで幅広い範囲で着物との出会いのよいデザインを中心に創作しています。最近は特にお洒落な小紋や無地感覚の着物に合う個性的な現代風なお洒落帯も制作しています。今後は古典的な意匠を温存しながら新しいデザインに挑戦し、若い人にファッションとして受け入れられるような色柄のものを創作することを目指しています。

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