服部秀司

 もっとも原初的な技法であるがゆえに、伝統の蓄積と制約を宿命のように併せ持つ綴織。蓄積を知的財産として活用し、制約を心的支柱として逆用し、綴織の未来に向かって果敢な挑戦を続ける服部秀司さん。道は険しくとも、きっと切り拓かれると信じます。

昭和33年生まれ
昭和37年 服部機業店(現在 服部織物株式会社 創業天明八年 1788年)より、父、服部實独立 以後、「帯の服部」の制作信念のもとに、全国呉服小売店、百貨店などで、お客様の要望に合わせた誂えでの爪織つづれの「帯、袱紗、装飾品」の制作に努め、一方、綴の概念を超えた、独創的な作品を個展の形で発表して現在にいたる。
現在、服部綴工房主宰
同志社大学卒
河合玲デザイン研究所テキスタイルコース終了
その後服部綴工房に入り、爪掻綴織物制作に携わる。





綴帯


2007年 1月  遥かに時をつづる 服部綴織工房
2009年 1月  本つづれ 抓掻本綴  服部秀司
2010年 6月  夏を衣る 「服部秀司」「木戸源生」
2011年 5月  明日を拓く 抓掻本綴 服部秀司
2012年 5月  抓掻本綴 服部秀司 心豊かに日々を楽しく
2015年 5月  ふれて 結んで 本綴帯 服部秀司 作品展
2017年 5月  爪掻本綴 服部秀司 ふれて結んで綴帯
2020年 3月  服部綴工房 爪掻本綴展