グレイスの会
   と き:6月16日(日)〜23日(日)
         10:00AM.〜6:30PM. 19日(水)は定休日
   ところ:神戸・元町 丸太や ギャラリー響
 一年ほどまえのことです、小学校の先生をなさっておられるお客様から 「同僚の先生が障害者の自立を支援する小規模作業所のお手伝いをされておられるのですが、 作ったものを販売する機会が少なくて困っておられるので丸太やさんで販売していただけないですか」 とお申し出をうけました。
「ものを売るのが仕事ですので弊店でよろしければ」とお受けいたしました。
ご紹介いただいた小規模作業所は西区の「ワークスタジオ グレイス」、 商品はフクロウのブローチとリースでとても愛らしく値段も手ごろですので結構人気商品になりました。
気がつくとストックがほとんど無くなることがたびたびで、 追加の注文をするとその都度とても喜んでくださいました。
単価が低いので金額的には決して多くはないのですがわずかなことでも喜んでいただけるとお手伝いをさせていただけて良かったと思いました。
 「こういうものも作っているのですよ」とテディーベアーのぬいぐるみを見せていただいたこともあって 「良かったら弊店の二階のギャラリーでグレイスさんの会をなさいませんか」とおさそいしました。
6月16日(日)から23日(日)まで開催していただくことになり10日(月)西神中央駅のすぐそばにあるグレイスさんの作業所をおうかがいしました。
さおり織りの織機が二台置かれていて色あわせのさわやかな織物が製作中でした。
グレイスをお世話されている島田澄子さんはご子息が障害をおもちで垂水の養護学校で学ばれたこともあって垂水養護学校の卒業生のかたがたと一緒に作業所を運営されています。
「皆さんに仕事をして頂いているのですから、お給料をお渡しするのですが本当に喜ばれるのです。 人間にとって働くということがどんなに大切なことか、喜ばれる顔を見て痛いほど感じます。」
*  兵庫区の作業所の方が来られていましたが帰りがけ重度の障害のある子供さんをお母さんが抱きかかえて外にでていかれました。 体重が60キロを超えておられそうな子供さんを小柄なお母さんが抱き上げられるのをみて、 そのご苦労は想像をこえるものがあるでしょう。
安直な善意が是か非か、難しいところですが「出来ることから始める」しかないような気もするのです。
グレイスさんが手作りされた品物がよりたくさんの方の目に触れて買い求めていただく本当にささやかなお手伝いができればと念じています。