春のたより
さりげなく・きもの
ウール・シルック・もめん展


と き:3月24日(土)より
    4月 1日(日)まで

ところ:弊店1・2階
イラスト
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 その昔、元町駅の北側に「さりげなく」という名のジャズ喫茶がありました。 狭い階段を地下に降りドアを開けると熱いジャズが溢れてきました。 当時、ジョンコルトレーンが神様のように崇められ、前衛的なフリージャズの全盛で難解イコール高尚、 楽しいイコールくだらない、という図式が出来ていてジャズを聞くことはほとんど修行のような時代でした。 そんな異様な雰囲気の中でさりげなくジャズを楽しめるのが実に 「さりげなく」でした。
 さりげなく、とは言葉をかえると肩肘を張らない、とか自然体で、という意味だと思うのですが、まぁあるがまま、 なすがままということでしょうか。最近とても素敵な傾向としてさりげなくきものを着こなす方が増えてきました。 ちょっと前まではきものを着る、というのは何か特別なことで、そういえば昔「呉服屋さんて特殊なご商売だから」 と言われてショックを受けたことがありましたが、冠婚葬祭(授賞式、結婚式、葬式、成人式、etc.)の時ぐらい、というのが一般的でした。 ところが何でもない日にちょっと気分を変えてきものを、という方がたくさんいらっしゃって思い思いにきものファッションを楽しんでおられます。 そんな貴方にさりげなくきものをおすすめします。 残念ながら最近少なくなったウールや木綿、とても便利なシルック、勿論手軽なお値段の絹ものもたくさんご用意いたしました。