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着物 千總
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  『産着(うぶぎ)』

 「初着(うぶぎ)」は本来「産着(うぶぎ)」と書きますが、文字通り「産」まれたばかりの子供に「着」せる着物です。初めてのお宮参りに着せるという意味で「初着」とも書きます。赤ちゃんが産まれて無事一ヶ月が過ぎたことを産土神(うぶすながみ)に感謝して報告する行事が初宮参りです。産土神(うぶすながみ)は生まれた土地の守護神で、初宮参り、七五三参りは産土神(うぶすながみ)への感謝を捧げる産土詣(うぶすなもうで)の風習として今も盛んに行われています。  「初着」は初宮参りに赤ちゃんに着せる晴れ着です。「丸太や」では、「千總」の四つ身友禅着尺を表地に、襦袢を下着に、下着の比翼の袖に肩裏を用いて仕立をいたします。お作りした「初着」はその後、お子様の成長とともに、七五三参り、十三参りの晴れ着としてお仕立て直しさせていただき、末永く着用していただいています。

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