コメント
線

  『あげ』

 着物の生地も命あるものだから、命の続く限り大切にしたい。子どもは日に日に成長して、体も大きくなりますから、子どものために作る着物は、大きくなっても着られるように、大きく仕立して、成長に合わせて「あげ」を取ります。大きく仕立た身頃は「身あげ」で、裄は「肩あげ」で丁度良い寸法に直します。「あげ」は、唯に便宜的な補正ではなく、「あげ」そのものが、子どもらしい可愛らしさを表現し演出するのです。

線