この着物には「街の明かり」という題がついています。栗とカリヤスだったかと記憶しているのですが、草木染のぬくもりのある色柄に惚れ込んで求めたのは、三十年程以前のことです。
「結城紬と同じ手引きの真綿糸を使って織られているのですよ。」と、当時の担当の方から説明を受けて、着物を着始めたばかりの身には、ちょっと贅沢だな、と思いつつも、包み込まれるような着心地が気に入って、私の冬の定番着物になりました。
最初のころは、赤い絞りの染帯を合わせて着ていましたが、横山喜八郎さんの染めて下さったバイオリンの帯と出会ったとき、この紬のパートナーは、この帯になりました!
【きものサロン】2017-18秋冬号
士乎路紬の特集が掲載されています。 |
私が生まれて初めて、自分で、「コレが欲しい!」と思って求めた着物が、三才山紬でした。玉ねぎと藍で染められた横段ぼかしの着物です。「勝負着物」とでも言いましょうか、何か自分にパワーをくれる着物です。
こちらの、山桜や栗で染められた淡い色合の三才山紬は、きもの季刊誌「きものサロン」で呉服屋の女将さん特集があって、取材を受けることになった時に、せっかくだから、と新調した記念の着物です。
三才山紬は、紬ならではのざっくりとした着心地と、絹糸の艶やかさ、しなやかさが生きているというのが素晴らしいです。そして、私が今迄に着たものの中で、一番丈夫です!私の着物は、仕立て屋さんに呆れられるほど、裾や袖付けがすぐに傷んでしまうのですが、三才山紬は、二度三度と洗い張りして、さらに着心地が良くなるという優れものです! |