人生のうち、ほんのわずかな、でもかけがえのないひと時を彩る「振袖」。お嬢様の健やかな成長と新たな門出を祝う振袖選びは、お嬢様だけでなく、ご家族皆様にとっても大切な時間です。この度丸太やでは、京友禅「千總」の振袖と、西陣織「川島織物」の袋帯の、最高峰の逸品をご用意いたします。晴れの日にふさわしい格調高い古典柄を中心に、いろどり豊かな品々を取り揃えます。ぜひご家族皆様でご高覧ください。


千總:振袖「御簾に桜松」

川島織物:袋帯「新瑞華六稜文」



 おもてなしの国、日本では、身にまとうものにも、喜びの気持ちや、思いやりの心を表すことができます。礼装は、自らを着飾り美しく見せるだけでなく、ある時はその場に華やぎを添え、またある時は厳かな雰囲気を高め、またある時は和やかな会話を弾ませてくれるものです。
 大切な機会というのは、何度も訪れるもの。結婚式や入学式、卒業式など人生の節目となる日であったり、恩師や旧友と集う懐かしいひと時であったり、誰かを祝福したり、お祝いのお礼をしたり、人と人とのつながりの中で大事にしたい瞬間は必ずあるものです。礼装という改まった装いは難しいと思われがちですが、一番大切なのは「誰かの事を思って身にまとう」ということ。そのように考えれば、礼装はもっとシンプルで身近なもののように思えませんか。
 この度弊店では、京友禅「千總」と西陣織「川島織物」の逸品礼装をご用意いたします。長い歴史の中で磨かれた日本の礼の心が、京の洗練された技によって着物と帯に込められています。お召しいただく機会に合わせて、訪問着から小紋まで幅広く取り揃えます。
 ぜひご高覧ください。ご来店を心よりお待ちいたしております。

 私が結婚して初めて着た着物は千總の訪問着でした。結婚を祝福してくださった方々へのお礼にお伺いした際に、初めて袖を通したのです。まだ着物の事を何も知らない私でしたが、この訪問着に袖を通したら自然と心が引き締まり、感謝の言葉も素直に伝えられたように思います。それから何度も、お祝いの席などにこの着物を着ていきました。これからも、私の大切な節目に寄り添ってくれる大事な着物です。

訪問着をやや簡略化したもの。訪問着より軽めの装いになります。入学式など、主役を引き立てるほうが良い場合は少し控えた印象になる附下がおすすめ。


礼装としては特に華やかで格調高く、晴れやかな場面に相応しい着物です。結婚式や祝賀会などの式典、新年会や初釜の装い、襲名披露公演の鑑賞などに良いでしょう。

金銀が豊富に使われた袋帯は礼装に。色糸主体の帯や名古屋帯は軽やかな装いにも向きます。






古典柄の小紋はワンピースやスーツのような感覚で着こなすことができます。華やかな袋帯を結べばカジュアルウエディングなどに最適。名古屋帯を結べばお稽古事にも。


▲ページtopへ