今年も残すところあとわずかとなりました。この一年は皆様にとってどのような一年でしたでしょうか。年末・年始の計画は進んでおられますか?着物の着納めはどんなコーディネートで一年を締めくくろうか、お正月はどんな着物でどこへ出かけようか、そんなことを考えると楽しいですね。
 そういうわけで、弊店も今年最後の催しです。クリスマスも目前に迫る十二月十四日から二十三日まで『林玖瞠 漆芸展 帯留の楽しみ』を開催いたします。着物の大事なワンポイントアクセサリーである帯留。帯留のアクセントを加えるだけで、今までとはまた違ったコーディネートが楽しめます。クリスマスやお正月など、季節限定のイベントに合わせたお洒落も帯留ならカンタン。お持ちの着物や帯をもっと楽しく着こなすアイテムが帯留なのです。
 この度ご紹介する帯留は、工房ポミワンネ製。ご主人の上田年鎬さんが、水牛の角を削って磨いてを繰り返して台を作り、その台に漆芸家・林玖瞠さんが、蒔絵の技法を凝らして、ひとつひとつ手描きで作り上げたもの。古典的なものから、個性的な楽しい逸品まで、多様な帯留たちが勢ぞろいします。帯留のほかにも、片口や皿など、普段に使える漆芸品も取り揃えました。日々の暮らしを少し豊かに味わい深くする手作り作品を、ぜひご覧ください。

季節のポイントにアクセントとして楽しみたい帯留の数々
漆を何層にも塗り重ねて作る堆朱(ついしゅ)の帯留 弊店のオリジナル帯留もお見逃しなく!
楽しい絵柄の小皿やスプーンも
拭き漆に螺鈿細工の盃朱塗りの片口はお正月の酒器に